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2022/11/24

建設業の賃上げ額 「8101円」でトップ

 建設業従事者の平均賃金の改定額(2022年)が8101円アップで、全産業中トップだったことが厚生労働省の調査で分かった。賃金改定率はプラス2・3%で、前年度から0・3ポイント上昇。労働者1人平均の賃金引き上げを実施したか、または予定している建設業の割合は95・4%で、業種別では「学術研究、専門・技術サービス業」に次いで2番目に高い水準となった。
 「賃金引き上げ等の実態に関する調査」として、15産業を対象に7月20日〜8月10日に実施。常用労働者100人以上の2020社から回答を得た。賃金表の改定(ベースアップ)や、定期昇給(定昇)の有無などを調べた。
 建設業の定昇制度を見ると、管理職については84%、一般職については88・6%が制度を整えている。
 また、定昇制度がある企業のうち、一般職について「ベアを行った・行う」と回答したのは39・3%だった。全産業平均より9・7ポイント高かった。
 夏の賞与の支給状況については、建設業では前年から支給率が2・8ポイント上昇し、95・1%の企業が支給したか、または予定していると回答した。

提供:建通新聞社