トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2022/12/22

橋梁点検員の資格要件 特記仕様書に明示

 国土交通省は、直轄橋梁の点検業務で、2023年度から担当技術者の資格保有を要件化する。特記仕様書などへの明示の仕方をまとめ、早ければ23年1月に地方整備局に通知する。
 担当技術者に求める資格・講習は▽技術士、博士号、土木学会認定技術者など管理技術者に要求される資格▽国土交通省登録資格▽道路橋メンテナンス技術講習―など。担当技術者の資格取得を要件化することで、点検・診断の質の向上につなげる。
 直轄橋梁の点検業務の委託入札では、点検業務を統括する管理技術者の資格要件として、▽技術士(建設部門)▽博士号▽土木学会認定技術者等―を受注者に求めている。一方、点検業務に従事する担当技術者(点検員)の資格については、総合評価で加点評価するものの、有資格者の配置を入札参加要件で求めないケースもある。
 国交省は、道路施設などの2巡目以降の定期点検に当たって点検技術者の質の確保を図るため、直轄橋梁の全ての点検業務で担当技術者の資格取得を義務化することとし、現在、準備期間として業界への周知を進めている。

提供:建通新聞社