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2023/03/17

過去最高を更新 2月調査の建材価格指数

 経済調査会によると、同会の2月調査に基づく全国の建設資材価格指数(2015年度平均を100とした指数)は、建築・土木総合で前月比0・4ポイント増の148・6となり、前月に続き2カ月連続で過去最高を更新した。製造コストが上昇した異形棒鋼や、セメント価格の上昇を受けたコンクリート2次製品などの値上がりが指数を押し上げた。
 異形棒鋼などの価格が上昇する一方、原油相場の影響を受けたストレートアスファルトや、需給が緩和しているコンクリート型枠用合板などは下落。同会では「品目ごとに値動きの傾向に差があり、今後も価格指数の上昇が続くかどうかは不透明な状況」とみている。
 建築・土木別に指数を見ると、建築は156・1で、前月より0・3ポイントアップした。しかし、ピークだった昨年8月の158・2と比べ2・1ポイント低下している。
 土木は前月より0・6ポイントアップし、136・6と過去最高を更新した。
 個別品目を東京地区で見ると、異形棒鋼(SD295・D16A)の1d当たりの価格は、前月より1・74%上昇し、11万7000円だった。
 銅価高を背景に電線・ケーブル(600V 3心38平方_b)も2・18%上がり、1824円と最高値を更新した
 一方、コンクリート型枠用合板(無塗装品ワラン、12×900×1800_)は1枚当たり2100円で、前月と比べ2・33%低下した。

提供:建通新聞社