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　厚生労働省は、建設業の人材育成に活用可能な雇用関係助成金について、受け取るための要件を現行の「生産性向上」から「賃上げ」に切り替える。２０２３年度の助成金事業から適用する。
　建設分野では、賃上げを人材確保等支援助成金の「建設分野若年および女性に魅力ある職場づくり事業コース」と「建設分野作業員宿舎等設置助成コース」の要件とする。人材開発支援助成金の「建設労働者認定訓練コース」と「建設労働者技能実習コース」も対象となる。
　この他、建設分野に限らず、65歳超雇用推進助成金や人材確保等支援助成金の「雇用管理制度助成コース」「人事評価改善等助成コース」なども賃上げを要件化する対象となる。
　一方、「若年・女性建設労働者トライアルコース助成金」で、新型コロナウイルス感染症の影響で離職した人の受け入れに対する上乗せ助成は廃止する。
　建設キャリアアップシステムの技能者登録を行った労働者に対する「建設労働者技能実習コース助成金」の割増し措置は、23年度末まで延長する。

提供：建通新聞社