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　政府は、研究開発の促進事業「ＢＲＩＤＧＥ」の対象として、各省庁の提案から33施策を決定した。このうち国土交通省の採択案件は「インフラ分野のＤＸの推進」など９件で、省庁別では最多。今後は各省庁で施策ごとに事業主体を決め、研究開発や社会実装に取り組む。
　これまでの政府の研究開発プログラム「ＰＲＩＳＭ」を見直し、研究成果を社会課題の解決に橋渡しするための仕組みに見直した。今回の33施策には総額56億４７００万円を配分する。このうち国交省関連は20億３５００万円。１件当たりは数千万円〜数億円を見込んでいる。
　国土交通分野では、▽インフラＤＸの推進▽建設材料・機械・監理プロセスでのＣＯ２排出削減効果の定量化▽自治体における新技術・人的資源の戦略的活用▽都市デジタルツイン▽住宅・社会資本分野における人工衛星を活用したリモートセンシング技術▽局地的・突発的な荒天対策のためのスタートアップとの連携▽革新的な統合気象データを用いた洪水予測の高精度化▽ダム運用高度化による流域治水能力向上と再生可能エネルギー増強の加速化▽市町村災害対応統合システムの全国展開の加速化―を推進する。

提供：建通新聞社