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2023/07/19

2カ月ぶりに下落 6月調査の建材価格指数

 経済調査会によると、同会が6月調査に基づいて算出した全国の建設資材価格指数(2015年度平均を100とした指数)は、建築・土木総合で150・0となり、過去最高値だった前月と比べ0・3ポイント低下した。前月を下回るのは2カ月ぶり。セメントやコンクリート2次製品の騰勢で土木指数は上昇が続いているが、異形棒鋼や建築用木材の指数が軟調に推移して建築指数が低下し、総合指数を引き下げた。
 土木指数は前月より0・2ポイント上昇して143・1、建築指数は0・6ポイント低下して154・3だった。
 最新の7月調査でも建築用木材は全国的に続落している。また、東京地区では需要不振を背景に、異形棒鋼や再生加熱アスファルト混合物が下落するなど、主要資材の一部が軟調に推移している。今後も、異形棒鋼やH形鋼、建築用木材は弱含みとなっており、「総合指数は引き続き下落基調で推移しそうだ」と同会では見ている。
 7月調査の主要資材の価格動向を東京地区で見ると、異形棒鋼(SD295・D16A)は1d当たり前月より1000円下落して11万7000円になった。
 コンクリート型枠用合板(無塗装品ワラン、12×900×1800_)は1枚当たり50円低下して1900円、杉正角材(KD、3b×10・5×10・5a、特1等)は1立方b当たり3000円下落し8万2000円だった。
 再生加熱アスファルト混合物(再生密粒度13)は1d当たり300円下がって9500円になった。
 一方、軽油(ローリー渡し)は1`g当たり4000円上昇して12万3500円、ガソリン(スタンド渡し、レギュラー)は1g当たり3円上がって152円になった。
 CVケーブル(600V、3心38平方_b)は1b当たり39円上昇して1785円となった。
 H形鋼や鉄スクラップ、セメント、生コンクリート、再生クラッシャラン、ビル用アルミサッシ、板ガラス、硬質ポリ塩化ビニル管は横ばいだった。

提供:建通新聞社