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2023/08/17

かわまちづくり 新たに12カ所登録

 国土交通省は、水辺を生かして地域のにぎわいづくりにつなげる「かわまちづくり」支援制度で、新たに全国12カ所の計画を登録した。市町村が策定した計画に基づく取り組みをハード・ソフト両面から支援する。
 ハード施策では、河川管理者と自治体が行う親水護岸や親水施設などの整備を、ソフト施策では、自治体と民間事業者による河川敷での営利活動やイベント利用を支援していく。同制度は2021年度に創設。今回の登録分を含め全国264カ所のかわまちづくり計画が登録済みとなった。
 今回登録した12カ所の事業名、対象河川、ハード施策の概要は次の通り(かっこ内は推進主体)。
 ▽旭川駅周辺かわまちづくり、忠別川・牛朱別川(北海道旭川市)―忠別川・親水広場、取付道路、橋梁標示、周遊コース案内看板、牛朱別川・側帯、路面標示
 ▽南富良野町かわまちづくり、空知川(北海道南富良野町)―親水護岸、高水敷整正・パークゴルフ場基盤整備、アクセス通路・アンダーパス、パークゴルフ場、案内看板・サイン
 ▽名取川藤塚地区かわまちづくり、名取川(仙台市)―拠点施設・展望テラス、オープンカフェ、トイレ、サイクルラック、ベンチ、植栽整備、照明設備など
 ▽大郷町かわまちづくり、吉田川(宮城県大郷町)―河道掘削、低水護岸、河川管理用通路、高水敷基盤整備、階段護岸・スロープ、側帯・盛土、多目的芝生広場、パークゴルフ場、バーベキュー・キャンプ広場、ドッグラン・水辺デッキ、花畑、駐車場、町道兼用道路、桜並木、交流拠点施設、東屋など
 ▽葛飾中川かわまちづくり、中川(東京都葛飾区)―管理用通路の連続的な整備・転落防止柵、坂路・階段、拠点整備・見晴らしデッキ、ベンチ、照明、案内板の新設など
 ▽印旛沼・印旛放水路かわまちづくり、印旛沼、印旛放水路(千葉県千葉市、佐倉市、八千代市)―親水護岸整備、駐車場整備、案内看板の設置
 ▽玉城町かわまちづくり、宮川(三重県玉城町)―親水護岸、河川管理用通路、盛土、船着き場、駐車場、トイレなど
 ▽淀川河川敷枚方エリアかわまちづくり、淀川(大阪府枚方市)―基盤整備、多自然池再整備、アウトドア拠点整備・受付、更衣室、飲食、物販、環境整備など
 ▽八幡市かわまちづくり、宇治川、木津川(京都府八幡市)―既存船着き場、周辺の整備、高水敷整正、親水護岸整備、管理用通路整備、上面整備・手足洗い場、案内板設置など
 ▽伏見地区かわまちづくり、宇治川(京都市)―親水護岸整備、高水敷整正、管理用通路整備、三栖閘門関連施設再整備、舟運・にぎわい拠点機能整備
 ▽市堀川かわまちづくり、市堀川(和歌山市)―親水護岸の整備、河川管理用通路の整備、修景、案内看板
 ▽日高川かわまちづくり、日高川(和歌山県御坊市)―高水護岸、階段護岸、親水護岸、河川管理用通路、河川内整地、多目的広場、駐車場、園路、インフラ整備・水道、電気、トイレなど

提供:建通新聞社