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　国土交通省と建設産業人材確保・育成推進協議会（人材協）は、建設キャリアアップシステム（ＣＣＵＳ）を活用し、若年人材の確保・育成に取り組んでいる企業を対象とした「建設人材育成優良企業表彰」の第２回表彰の受賞者を決定した。国土交通大臣賞に４社、不動産・建設経済局長賞に４社、優秀賞に14社が輝いた。表彰式は11月７日に省内で開く。
　ＣＣＵＳを活用し、特に若年建設人材の確保・育成で顕著な功績を挙げた企業を表彰するもの。具体的には、▽技能、経験に応じた給与の引き上げ▽適正な下請け代金による請負契約推進（労務費、見積もり尊重、優良職長手当支給）▽キャリアパスに基づいた計画的な人材育成▽女性の定着促進―といった企業の取り組みが対象となっている。表彰企業への加点など優遇措置はない。
　表彰候補企業を３〜５月と６月中の２回に分け公募し、産学官で構成する人材協で選んだ。74社から応募があった。育成で顕著な功績を挙げた企業を表彰することで、担い手の確保・育成に向けた取り組みの推進につなげる。
　表彰制度は昨年度に創設。国交省の担当者は、建設業で若年者の担い手確保・育成が急務になっている現状を踏まえ、「技能と経験に応じた処遇と育成が受けられる環境を整備した努力をたたえ、担い手の確保・育成の取り組みを一層喚起していくことが重要」としている。
　受賞者は次の通り。
　【大臣賞】
　▽成友興業▽竹中工務店▽伊田テクノス▽平岩塗装
　【不動産・建設経済局長賞】
　▽サカイエステック▽川田建設▽戸田建設・戸田みらい基金▽昭建
　【優秀賞】
　▽川口建設▽佐藤興業▽ヤマト工業▽山陽工業▽大平組▽東洋建設▽大畑建設▽正栄工業▽南生建設▽高橋建設▽綜合電設▽長浜機設▽谷脇組▽古郡建設

提供：建通新聞社