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2023/11/01

9月の住宅着工 過去10年で最低に

 国土交通省がまとめた建築着工統計調査報告によると、9月の新設住宅着工戸数は前年同月比6・8%減の6万8941戸となり、4カ月連続で減少した。過去10年で9月の最低数を更新。持ち家、貸し家、分譲住宅がいずれも減少し、全体減となった。
 利用関係別の新設住宅着工戸数は、持ち家が12・3%減の1万9527戸と22カ月連続で減少した。貸し家は2・9%減の2万9735戸で2カ月連続の減少。分譲住宅は7・3%減の1万9266戸と4カ月連続で減少した。
 このうち分譲住宅は、マンションが2・8%減の8148戸と3カ月連続で減少、一戸建て住宅も10・4%減の1万1014戸と11カ月連続で減少した。
 地域別では、首都圏が13・8%減の2万2461戸、中部圏が0・5%減の8103戸、近畿圏が1・4%減の1万1923戸となった。
 非居住用も含めた全建築物の着工床面積は、5・1%減の920万平方bとなった。このうち民間居住用は6・4%減の876万平方b。居住用が8・8%減の553万平方b、非居住用が2・0%減の323万平方bとなり、ともに8カ月連続で減少した。
 民間非居住用を使途別に見ると、事務所が33・7%減の34万平方b、店舗が9・4%増の35万平方b、工場が34・4%増の78万平方b、倉庫が14・9%減の77万平方bだった。

提供:建通新聞社