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2023/11/13

受注動態 6カ月連続で減少

 国土交通省は、9月の建設工事受注動態統計調査報告をまとめた。これによると、全国の建設会社が9月に受注した工事の総額は、前年同月比5・4%減の10兆8481億円となり、6カ月連続で減少した。元請けの受注高では公共・民間ともに減少した。
 受注総額のうち、元請け受注高は3・4%減の7兆3411億円と7カ月連続で減少した。下請け受注高は9・2%減の3兆5070億円で5カ月連続の減少となった。
 元請け受注高のうち、公共機関からの受注は7・1%減の2兆2680億円と5カ月ぶりに減少、民間からの受注は1・7%減の5兆0731億円で7カ月連続で減少した。
 1件500万円以上の公共工事の受注総額は、7・4%減の2兆2479億円。国の機関からの受注が27・8%減の5759億円で2カ月連続の減少となった。一方で、地方の機関からの受注は2・6%増の1兆6721億円となり3カ月連続で増加した。
 工事種類別では、「道路工事」の受注額が5735億円と最も多く、以下、「教育・病院」の2728億円、「その他」の2479億円が続いた。
 民間の建築・建築設備工事(1件5億円以上)の受注は16・2%増の1兆7348億円で、4カ月ぶりに増加した。中でも不動産業からの受注が78・5%増の9420億円と大きく伸びた。
 工事種類別では、「事務所」の6167億円、「住宅」の3343億円、「工場・発電所」の2406億円などが受注額の上位を占めた。
 民間の土木工事・機械装置等工事(1件500万円以上)の受注総額は7・0%増の8673億円だった。

提供:建通新聞社