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2023/12/12

建設業は大幅悪化 10月の小企業の売上

 日本政策金融公庫総合研究所の全国小企業月次動向調査によると、従業者20人未満の建設業の10月実績の売上(受注額)DI(前年同月と比べ「増加」した企業の割合から、「減少」した企業の割合を引いた指数)はマイナス22・5で、プラス0・2だった9月と比べ大幅に悪化した。11月はマイナス15・8と、マイナス幅が縮小する見通し。
 建設業の他、製造業(従業者20人未満)、卸売業(同10人未満)など、同公庫の全国の取引先1500社に11月1〜9日に調査した。回答率は85・1%だった。
 全業種の10月実績の売上DIはマイナス3・7で、9月(プラス9・6)と比べ13・3ポイント低下した。11月はマイナス4・4で、マイナス幅がやや拡大する見通し。
 業種別に見ると、製造業の10月実績の売上DIはマイナス11・0。9月と比べ1・4ポイント改善した。11月はマイナス16・4へとマイナス幅が拡大する見通し。
 一方、建設業を含む非製造業の10月実績の売上DIはマイナス3・0で、9月と比べ14・7ポイント悪化した。11月はマイナス2・8と、ほぼ横ばいで推移する見通し。

提供:建通新聞社