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　厚生労働省は、全国の８１４３病院の耐震改修状況（２０２３年９月１日時点）に関する調査結果をまとめた。「全ての建物に耐震性がある」と回答した病院は６５５２病院。耐震化率は前年比１ポイント増の80・５％だった。18年に閣議決定した「防災・減災、国土強靱化のための３か年緊急対策」では、20年度までに耐震化率を80％以上にするとの目標を設定しており、３年遅れでの達成となった。
　一方で、耐震診断を実施しておらず「建物の耐震性が不明」との回答は９４２件、「全ての建物に耐震性がない」という回答は１０６件あった。
　回答病院のうち、地震発生時の医療拠点となる災害拠点病院と救命救急センターは、７７８病院。このうち７４７病院が「全ての建物に耐震性がある」と回答し、耐震化率は０・６ポイント増の96・０％となった。

提供：建通新聞社