厚生労働省がまとめた労働災害動向調査の2025年の結果によると、建設業(事業所規模100人以上)の労働災害発生頻度を表す度数率は0・69となり、前年を0・12ポイント下回った。労働災害の重さを表す強度率は0・03から0・12と大幅に上昇している。
調査は、100人以上の常用労働者を雇用する1万5000事業所を対象に実施している。25年調査には9514事業所が回答した。
100万延べ実労働時間当たりの死傷災害の発生率を集計し、労働災害が発生する頻度を表す度数率は、全産業で2・01となり、建設業は0・69と全産業平均よりも1・32ポイント低かった。1000延べ実労働時間当たりの延べ労働損失日数を集計し、災害の重さを表す強度率は、全産業で0・09だったが、建設業は0・12と高い傾向にある。
調査では、建設業の現場単位で労働災害の動向を総合工事業に聞き、4644現場から回答を得た。度数率は1・89で前年と比べ0・02ポイント低下、強度率は0・29と0・28ポイント低下しており、現場単位では労働災害の発生頻度、重さのいずれも改善している。
提供:建通新聞社