経済産業省と国土交通省は、6月23日から工務店や一人親方などに対して、シンナーの直接販売を開始する。中東情勢の悪化に伴うシンナーの供給の偏りや流通の目詰まりに対応する。直接販売は、通販大手のアスクルが担う。
購入できるのは、経産省や国交省の相談窓口に、シンナーの調達困難などを相談・情報提供した事業者。相談窓口で対応した後も、シンナーの在庫が乏しく、操業に悪影響を及ぼす可能性があると判断した場合に、アスクルが開設するウェブサイトへのアクセス方法を教える。
政府は、日本全体で見れば塗料やシンナーの必要量があるものの、供給の偏りや流通の混乱で必要とする事業者に届いていないとの認識を示している。
6月3日からは、シンナーと塗料のメーカー向けに、原料となるトルエンを例年の1・8倍提供できるスキームを構築し、流通の目詰まり解消に取り組んでいる。
一方で、価格上昇や出荷制限などにより、調達が困難な状況が続いていることから、ガソリンなどの燃料油、潤滑油に続き、シンナーでも直接販売のルートを設ける。商品の流通を促すことで、需給逼迫による価格上昇を抑制する効果も期待している。
提供:建通新聞社