国土交通省の新旧事務次官が8月7日、交代に当たって職員あいさつを行った。7日付で就任した塩見英之事務次官は、長らく低下傾向にあった公共工事設計労務単価を自身が携わった際に15%超と大幅に引き上げ、その後の技能者の処遇改善に道筋をつけたことに触れ「政策のマイナーチェンジではほとんど社会に効果が及ばない。ダイナミックに政策を展開していきたい」と述べた。
塩見事務次官は、当面の課題として2026年熊本地震への対応を挙げ、「被災地、被災者のために国交省が組織として培ってきた現場力、高い使命感を存分に発揮していくことが求められる」と強調した。来年3月に始まる27年国際園芸博覧会についても「なんとしても成功させなければならない」と力を込めた。
国交省の組織変革の推進を通じて「一体感を持てる人間関係を築く」ことや、分かりやすさを重視した政策説明に注力する考えも示した。
退任した水嶋智前事務次官は「塩見新次官の下、一丸となって国土交通行政の発展に取り組んでほしい」と職員らに呼び掛けた。
提供:建通新聞社