国土交通省は、2026年都道府県地価調査(7月1日時点)の結果を公表した。25年7月から1年間の全国の地価変動率は、全用途平均でプラス1・5%と5年連続で上昇。特に商業地はプラス2・9%と上昇幅が前年より0・1ポイント拡大した。三大都市圏で上昇幅が拡大するとともに、地方圏でも上昇傾向が継続するなど、景気の緩やかな回復を受けて上昇基調が続いている。
住宅地は全国平均が前年に引き続きプラス1・0%となった。三大都市圏はプラス3・2%と伸びが大きく、特に東京圏がプラス4・0%、大阪圏がプラス2・3%といずれも上昇幅が0・1ポイント拡大した。名古屋圏はプラス1・5%で上昇幅が0・2ポイント縮小した。
商業地の全国平均はプラス2・9%で上昇幅が0・1ポイント拡大した。三大都市圏ではプラス7・4%とさらに高い水準で、上昇幅も0・2ポイント拡大した。東京圏はプラス8・9%で上昇幅が0・2ポイント拡大、大阪圏はプラス6・8%で上昇幅が0・4ポイント拡大。名古屋圏はプラス2・7%で上昇幅が0・1ポイント縮小した。主要都市で店舗・ホテルなどの需要が堅調だった他、インバウンドが増加した観光地は特に地価上昇が顕著だった。
工業地の全国平均はプラス3・3%で、上昇幅が0・1ポイント縮小した。三大都市圏はプラス6・2%となり上昇幅が0・1ポイント拡大。高速道路へのアクセスが良好な工業地で高い上昇率となった。
商業地のうち、地価が21年連続で全国最高となった「明治屋銀座ビル」(東京都中央区)はプラス11・9%で、上昇幅も0・5ポイント拡大。大阪圏で最高価格となった「デカ戎橋ビル」(大阪市中央区)はプラス7・1%で上昇幅は0・5ポイント縮小した。名古屋圏で最高価格だった「大名古屋ビルヂング」(名古屋市中村区)はプラス1・0%で上昇幅は0・5ポイント拡大した。
提供:建通新聞社