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2010/06/09

建設業の倒産件数 5月は15・6%減 公共工事の前倒しが寄与 帝国データバンク調べ

 帝国データバンクがまとめた5月の全国企業倒産集計によると、建設業の倒産件数は217件と前年同月に比べ15・6%の減少となった。特に地方の土木工事業での倒産件数が前年同月比49・2%減の31件と大幅に減った。同社は「公共工事前倒しの下支え効果が倒産の抑制に寄与した」とみている。
 産業全体の倒産件数は、前年同月比16・8%減の879件。負債総額は40・5%減の3044億8100万円となった。主因別では、販売不振や業界不振といった「不況型倒産」が9・6%減の750件。地域別では、中部を除く8地区で倒産件数が前年同月を下回った。特に東北(44・8%減)、北陸(41・3%減)、九州(38%減)など地方圏での減少が目立った。
 不動産業の倒産件数は前年同月比36・7%減の31件と大幅に減った。

提供:建通新聞社