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2011/04/11

10年度の倒産件数 建設業は7・5%減 11年度は大震災の影響大 帝国データバンク

 2010年度に倒産した建設業者の数は前年度に比べ7・5%減の3077件だったことが、帝国データバンクの調べで分かった。業種別の内訳を見ると、総合工事業は18・8%減の1360件、設備工事業は1・6%減の540件だったの対し、職別工事業は6・8%増の1177件となった。11年度の見通しについて同社は「東日本大震災が企業倒産に与える影響は、阪神大震災以上となる可能性が高い」とみている。
 全産業の倒産件数は10・6%減の1万1496件と、2年連続でマイナスした。負債総額は35・1%減の4兆5573億7600万円と2年連続で前年度を下回り、過去10年で最少を記録した。
 倒産件数を主因別に見ると、販売不振、業界不振といった「不況型倒産」が8・5%減の9629件。規模別では、負債100億円以上の大型倒産が35件と過去10年で最少。その一方、5000万円未満の倒産は0・2%減の5726件とほぼ横ばいだった。
 地域別の倒産件数は全9地域で前年度を下回った。特に四国(23・2%減)、北陸(22・2%減)、九州(18・6%減)の減少が目立った。

提供:建通新聞社