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中央ニュース

2012/11/16

農業水利施設の補修費が増加傾向

 農林水産省は15日に開いた「食料・農業・農村政策審議会農業農村振興整備部会」に、農業水利施設の保全管理に関する課題と論点整理を提示した。施設の老朽化が急速に進行して補修費が増加傾向にある中、長寿命化対策の実施に加え、南海トラフ巨大地震の発生に備えた耐震対策の必要性などを指摘している。
 国が建設した農業水利施設の大半は、都道府県、市町村、土地改良区などに管理委託・譲渡している。ただ、農業水利施設の管理を行う農業者の減少・高齢化が進んでおり、ことし6月に行われた行政事業レビューでも「長期的な視点から、管理資金スキームを抜本的に見直すべき」と指摘されていた。
 論点整理では、老朽化の進行で増加する補修・更新費の負担増を問題視し、早目の補強・補修工事でライフサイクルコストを低減する長寿命化対策の重要性を訴えている。農水省は公共性の高い施設への管理費の補助制度の創設に加え▽機能診断▽耐震照査▽長寿命化対策▽耐震対策▽省エネ対策―を実施するなど、管理主体への支援を多角化していることも説明した。

提供:建通新聞社