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2012/12/20

保証・買取総額が単月最高

 国土交通省は、下請けなどの連鎖倒産防止を目的とする「下請債権保全支援事業」の運用実績をまとめた。それによると、11月末時点で保証・買取債権の総数は2万6302件、総額は1390億6359万円、利用した下請けなどの数は延べ1万1219件。11月単月の保証・買取額は69億円余りと過去最高の実績を記録した。
 この事業は、下請けなどが持つ売掛債権の支払いについて、国がファクタリング(債権買い取り)会社に保証料の一部を助成するとともに、元請けが倒産した場合でも下請け代金などの債権を保全する仕組み。2011年6月からは東日本大震災の被災企業を支援するため、債権買い取りも始めた。累計での買取債権数は769件、金額は31億3577万円となった。
 11月単月の実績は、債権数が1129件、金額が69億1558万円。このうち、債権買取数は54件、買取総額は3億2365万円だった。

提供:建通新聞社