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2013/10/11

「鍵を握るのは道路」 太田国土交通大臣

 全国道路利用者会議第63回全国大会が10日、東京の日比谷公会堂で行われ、道路整備促進に対する各地区からの要望書が採択された。綿貫民輔会長は「道路特定財源が廃止され、地域が求めている道路の整備が進んでいない。道路はつながってこそ機能する」と話し、道路ネットワーク強化の必要性を訴えた。一方で、2014年度予算の概算要求が前年度比10%減となっていることについて、「強い危機感を持っている。計画的に着実に道路整備を進めるために長期安定的な財源確保に全力を挙げたい」と語った。
 また、太田昭宏国土交通大臣は、今後人口が減っていく中で「どういう国を、都市を、村をつくるのかがまず根底にある。コンパクトシティとネットワークがキーになる」と指摘。さらに、東京周辺の三つの環状道路の整備を見越して「工場が移設、増設され、B/Cを超えた起爆力になっている。今後の国民生活、経済、日本の再生にとって鍵を握っているのは道路である」と話し、将来のための道路整備に取り組む姿勢を示した。
 
提供:建通新聞社