トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2015/12/14

社会保険 15年度上期は2769者加入

 国土交通省は、建設業許可の更新時などに行っている社会保険未加入業者への加入指導の結果、ことし9月末までに社会保険に加入した建設業許可業者が1万6479者になったと発表した。2015年度上半期(4月〜9月)だけで新たに2769者が社会保険に加入した。加入指導を始めた12年11月からの累計で許可更新などの申請を行った業者は37万3423者で、指導以前に加入していた業者を含め、91・9%に当たる34万3140者が社会保険に加入していることになる。
 国交省と都道府県の建設業許可部局では、12年11月から建設業許可・更新の申請、経営事項審査の申請、立入検査の際に社会保険未加入業者に加入を指導している。建設業許可部局の2回の指導に従わない場合、厚生労働省の社会保険等担当部局に通報する。
 12年11月からことし9月末までに加入指導を受けたのは4万6762者で、このうち1万6479者が新たに社会保険に加入した。建設業許可部局の指導に従わなかった2万1321者は社会保険等担当部局に通報されている。指導後に加入確認待ちの業者も8962者いる。
 15年度上半期で見ると、許可の更新申請などを行った6万3010者のうち7585者に加入を指導。15年度上半期以前に指導を受けた業者も含め、15年度上半期の6カ月間で新たに加入した業者は2769者、社会保険等担当部局に通報された業者は3241者いた。
 国交省は17年度に許可業者の社会保険等加入率を100%とする目標を達成するため、建設業許可の更新時などに行っている加入指導の前倒しも実施。16年1月以降に更新期限を迎える未加入の許可業者約5万1400者に対し、加入を求める大臣名の指導書を送付したところ。

提供:建通新聞社