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2016/10/03

JSC 新国立約1490億円で工事契約締結へ

 日本スポーツ振興センター(JSC)は、9月30日に開かれた新国立競技場整備計画再検討のための関係閣僚会議で「新国立競技場整備事業の第U期事業契約」の承認を得たことから、大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所JVが提示した見積もり額(工事費1379億6289万円、設計費36億9059万8000円、いずれも税抜き)で契約することを決めた。10月中に契約を結んで準備工を始め、12月に本体工事に着手。2019年11月末に完成させる。
 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のメイン会場となる新国立競技場は、新宿区霞ケ丘町10ノ1他の旧国立競技場跡地などを利用して建設する。規模は鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄筋コンクリート造地下2階地上5階建て延べ約19万4000平方b。外観は軒庇と縦格子を連続させ、ハイブリッド構造の屋根は木の集成材と鉄骨トラスを組み合わせた片持ち形式の三角形断面トラスとする。3層のスタンドは鉄骨造と鉄骨鉄筋コンクリート造のブレース付きラーメン構造で、大会時に約6万席を確保し、将来的に8万席に増設できるようにする。

提供:建通新聞社