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中央ニュース

2017/03/13

施工パッケージ 舗装3工種で単価設定見直し

 国土交通省は、直轄工事に導入している施工パッケージ型積算方式で、舗装関係3工種の標準単価設定方法を見直した。現在は、舗装厚に応じて適用範囲を設け、平均値で標準単価を設定しているが、設計値に応じて積算できるよう、システムを改良した。また、ICT土工で使用する3工種に標準単価を新設した。
 施工パッケージ型積算方式は、直接工事費の積算に施工単位ごとの機械経費・労務費・材料費を含んだ標準単価を設ける。
 標準単価には、施工の厚さなどに応じて適用範囲を定め、適用範囲内の平均値で計算した金額を設定する。積算作業を合理化する一方、平均値を採用するために工事によって単価が割高になったり、安価になるデメリットも生じている。
 アスファルト舗装工、排水性アスファルト舗装工、透水性アスファルト舗装工の3工種について、この標準単価の設定方法を見直す。設計値に応じて単価を設定できるようになるため、1_単位で単価を設定することも可能になる。先行する3工種の実態を検証し、他工種への展開も検討する。
 一方、ICT土工の関連では、機械土工(土砂)、土の敷均し締固め工、法面整形工の標準単価を新設。この他▽ジオテキスタイル工▽コンクリートブロック積(張)工▽電線共同溝(CCBOX)▽袋詰玉石工▽擁壁工(プレキャスト擁壁工)▽堤防芝養生工▽道路除草工―の7工種で日当たり施工量・労務・資機材などを改定した。
 いずれも4月1日以降に入札書提出締め切り日が設定されている工事から適用する。

提供:建通新聞社