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2017/12/15

ゼネコン40社決算 営業利益は7・7%

 建設経済研究所は、2017年度第2四半期の主要建設会社決算分析をまとめた。大手・準大手・中堅ゼネコン40社の受注高は建築部門・土木部門ともに減少したものの、受注時の採算が引き続き改善したことにより、売上総利益は全階層で増加した。営業利益率の全社平均は7・7%と前年同期から0・5㌽上昇し、直近5年で最も高い水準となった。
 受注高(単体)は、建築が6・8%減の4兆0345億円、土木が1・2%減の1兆7617億円といずれも減少。特に大手の建築部門の受注高は10・3%減の2兆2699億円と大幅に減った。
 売上総利益(連結)は、利益額が8%増の9151億円、利益率が0・6㌽増の13・4%と直近5年で最も高い水準。利益率は大手が0・8㌽増の13・8%、準大手が0・7㌽増の13・6%と上昇したが、中堅は0・5㌽減の11・5%と低下した。
 営業利益(連結)は、利益額が10%増の5254億円と大きな伸び。利益率も0・5㌽増の7・7%と上昇した。
 全40社が営業黒字を確保し、前年同期よりも利益額が増加したのは大手5社中4社、準大手11社中7社、中堅24社中12社と、半数以上の企業で利益額が増加した。

提供:建通新聞社