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2018/11/28

夢洲埋立に136億 補正案近く提出 大阪市

 大阪市の吉村洋文市長は、2025年国際博覧会(万博)の大阪での開催が決定したことを受け、会場となる夢洲の埋め立て整備に向けて136億円の債務負担行為を設定する補正予算案を今週中に市議会に提出する。2025日本万国博覧会誘致委員会が11月26日に衆議院議員会館(東京都千代田区)で開いた記者会見で、吉村市長は会場整備について「国際公約であり、確実に間に合わせる」と強調した。
 夢洲では、会場用地の確保に向けて約30fを新規に埋め立てる必要がある。埋め立てに関連した136億円の事業費のうち急速施工による造成に必要な費用は50億円を見込んでいる。
 補正予算案ではこの他、万博開催に関連した地下鉄の整備に向けた地形調査費などとして2億円程度を計上する。
 また、19年度当初予算案の中で、夢舞大橋や此花大橋の拡幅、道路拡張など、会場へのアクセス改善策について調査費を要求する考えも示した。
 サテライト会場の有無については「(今後設立される)博覧会協会で決めること」と述べた上で、花博記念公園鶴見緑地の活用案を考えていることを明かした。
 会見で松井一郎大阪府知事は、万博開催に向けた事業費を19年度当初予算に計上する考えを示した。

提供:建通新聞社