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2019/01/28

2年連続して増加 18年のセメント国内需要

 セメント協会(関根福一会長)のまとめによると、2018年(1〜12月)のセメントの国内需要は前年比0・2%増の4230万dで、2年連続して増加した。このうち輸入を除いた国内販売は0・5%増の4218万d。首都圏での五輪関連施設の建設や再開発が増加をけん引した。
 18年度(4〜3月)の国内需要については当初4200万dを見込んでいたが、最終的に4250万d程度になるとみている。
 18年の地区別の販売高は▽北海道192万d(前年比4・6%減)▽東北409万d(3・6%減)▽関東一1007万d(4・6%増)▽関東二371万d(4・8%減)▽北陸214万d(15・4%増)▽東海484万d(5・0%増)▽近畿541万d(2・7%減)▽四国151万d(3・5%減)▽中国241万d(5・7%減)▽九州506万d(0・6%増)▽沖縄101万d(0・5%減)。
 北陸では、石川県と福井県での北陸新幹線の建設が販売高を押し上げた。東海では、名古屋駅周辺での再開発やリニア中央新幹線建設、火力発電所の増設などが増加につながった。関東二での減少は、八ツ場ダム建設の進捗などによるもの。

提供:建通新聞社