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中央ニュース

2020/02/13

19年の受注総額2・2%増 2年連続増

 国土交通省が2月12日に発表した建設工事受注動態統計調査報告によると、2019年(1〜12月)に全国の建設会社が受注した工事総額は前年比2・2%増の85兆6746億円となり、2年連続の増加となった。防災・減災や国土強靱(きょうじん)化に伴う公共事業費の増加に伴い、公共機関からの受注が8・4%増となり、国・地方ともに前年を上回った。
 元請け受注高は0・3%増の57兆6108億円、下請け受注高は6・4%増の28兆0638億円だった。元請け受注高のうち、公共工事は8・4%増の16兆5226億円、民間は2・6%減の41兆0882億円だった。
 公共機関からの受注のうち、1件500万円以上の工事の受注総額は10・1%増の15兆8582億円と二桁の伸び。国の機関からの受注総額は9・4%増の5兆5006億円、地方の機関からの受注総額は10・5%増の10兆3577億円だった。国の機関のうち、独立行政法人からの受注が42・2%増の6894億円と大幅に増加した。
 民間からの受注のうち、1件5億円以上の受注工事額は14・5%増の11兆2439億円。サービス業からの受注が47・5%増の3兆1045億円と前年の受注額を大きく上回った他、不動産業からの受注が4・6%増の3兆6212億円、製造業からの受注が2・6%増の2兆0993億円と堅調に伸びた。
 民間の土木工事・機械装置等工事(1件500万円以上)の受注総額は、0・9%増の7兆2630億円だった。

提供:建通新聞社