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2020/05/13

建設技能者の能力評価 4月申請は2739人

 建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録情報を活用した「建設技能者の能力評価制度」で、4月末時点のレベル判定の申請者数が2739人に上ったことが分かった。レベル判定は、CCUS構築の目的である、技能と経験に応じた技能者の処遇改善の前提となるもの。レベル判定に応じてCCUSカードを発行した技能者は2148人で、このうち最高位のゴールドカード(レベル4)を受け取った技能者は148人だった。
 建設技能者の能力評価制度は、CCUSに蓄積された就業履歴と保有資格で、技能者の技能を4段階で評価する。レベル判定には、CCUSの登録情報を活用するため、申請前にCCUSの技能者登録を済ませる必要がある。
 レベル判定の基準は、職種別に専門工事業団体が策定し、国土交通省が認定した「能力評価基準」。基準が整っている35職種に属する技能者は、国交省HPにあるレベル判定システムから申請し、レベル1〜4の評価を受けることができる。
 4月から稼働したこのシステムを通じ、同月末までにレベル判定を申請した技能者は2739人。
このうち、システムで申請内容が正しいことを確認し、レベル判定を受けた技能者は同月末までに2148人いた。
 レベル別の内訳は、レベル4(ゴールド)が148人、レベル3(シルバー)が816人、レベル2(ブルー)が1184人だった。
 今回のレベル判定では、申請手数料(3000円)とCCUSカードの更新料(1000円)を無料にする特典のあった「建設技能者マネジメントスキル向上特別講習」の受講者らの手続きが進んだ。
 また、登録基幹技能者には、CCUSへの技能者登録のみでゴールドカードを取得できる特例措置(9月末まで)があり、今回レベル4の判定を受けた技能者数にこの特例措置の対象者は含まれていない。

「賃金上昇の枠組み構築」

 国交省は、技能レベルに応じて技能者の賃金が上昇する流れをつくる。すでに4月1日に改正した経審では、レベル3とレベル4の技能者を雇用する企業に対し、「技術力(Z)」への加点措置を開始。レベル判定を受けた技能者数が評価指標の一つとなる、専門工事業の企業評価制度の構築も急ぐ。レベルに応じた技能者の賃金の目安を定め、この目安を尊重して元請け・下請け間で請負価格を決める枠組みも2021年度をめどに整える。

提供:建通新聞社