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中央ニュース

2020/06/13

見える化評価制度 基準策定を支援

 国土交通省は、専門工事業の施工能力を適正に評価するための「専門工事企業の施工能力等の見える化評価制度」で、2020年度中に評価基準策定支援ソフトを開発する。評価実施機関となる専門工事業団体が評価基準を策定する際、支援ソフトで職種の特性や配点バランスを簡易に計算できるようにする。
 見える化評価制度は、建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録された事業者・技能者情報を活用する専門工事業の企業評価制度。国交省は、3月に制度のガイドラインをまとめており、20年度からこのガイドラインに沿った職種別の評価基準を策定するよう、専門工事業団体に求めている。
 まず、鉄筋、型枠、基礎杭、機械土工などの先行職種が20年度中に評価基準を策定する見通しで、その他の職種でも評価基準の策定が進むよう、支援ソフトも20年度中に開発する。専門工事業では、職種によって企業規模や雇用する技能者数などにばらつきがあるため、支援ソフトを活用し、こうした職種ごとの特性を踏まえて配点を決められるようにする。