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中央ニュース

2020/07/06

直轄工事 週休2日実施率が57・6%

 国土交通省は、2019年度に発注した週休2日工事の実施状況(直轄工事、確報)を明らかにした。19年度に発注した全ての直轄工事9632件の87%に当たる8391件を週休2日工事として公告。このうち、4835件で4週6休以上の現場閉所を達成しており、公告件数に対する週休2日の実施率は57・6%だった。
 前年度と比べ、公告件数は1・3倍、実施件数は1・5倍に増えた。実施件数4835件の内訳は、発注者指定型が425件、受注者希望型が4338件、現場閉所が難しい維持工事などに適用した「週休2日交替制モデル工事」が72件だった。
 直轄工事では、4週6休以上の現場閉所を達成すると、労務費、機械経費(賃料)、共通仮設費、現場管理費を補正し、必要経費を発注者が負担する。4週8休を達成した工事では、工事成績評定での加点措置も講じる。
 国交省は、建設業に時間外労働の上限規制が適用される24年度を見据え、20年度からは原則全ての直轄工事を週休2日工事として公告する方針だ。

提供:建通新聞社